総合的な探求の時間

　ほんの少し前の話になりますが、娘は学校のグループ活動で隣の市の大学の講義を受ける機会をもらいました。

　というのも、昨年度から高等学校で始まった『総合的な探求の時間』で娘は「法学」をテーマにグループで学びの活動をする事になった様なのです。

　本当は志望学部の文学部に合わせたテーマで活動したかったらしいのですが、人数の関係でジャンケンに負け「法学」に回されたのだそうです(^_^;)

　ただ、運の良い事に中学時代から仲の良い友達も何人かそちらに回された様で、一緒にグループを組む事となったそうです。

　最初はリモートで大学の法学部教授と話をさせてもらっていたそうなのですが、その教授から「大学の講義に参加してみませんか」とお誘いを受けたらしく、希望者6名程で直接大学に出向き現役の大学生と共に講義を受けたり意見交換などさせてもらった様です。

　裁判、犯罪などリアルな現場に対しての高校生の疑問、意見など事前に用意し、講義の場で話し合う貴重な時間を過ごさせてもらった様です。

　帰宅した娘の口からも、とても良い表情で「すごく面白かった」という言葉が出た通り、有意義な時間であった事が分かりました。

　以前は法学部志望だった事もあり、私が「また法学部志望に気が変わった？」と聞くと

　「いや、面白かったけどそれは無い」

　と、志望学部はまた違う話らしいです。

　また、隣の市まで電車を乗り継ぎながら大学に行ったらしく(学校活動なので引率の先生も)それはそれでまたワイワイと楽しく過ごせて楽しかった様です。

　あと、別の日にも地元の市の「保護司」(犯罪や非行に陥った人の更生を任務とする国家公務員)さんの所に出向いて、いくつか質問させてもらったりと、また法曹の仕事についてリアルに学べたようです。

　

　この『総合的な探求の時間』は特に成績表に表れる活動では無い為に、試験のある科目に比べ生徒本人の意思により有意義な時間になるかならないか全く違ってくると感じます。

　今回娘達はいろいろな方のご好意により貴重な体験をさせてもらい、とても意味のある時間となりました。

　1年間同じグループで活動するこの『総合的な探求の時間』にまた期待し、また面白い話が聞けたら良いなと思います。

にほんブログ村