2020年3月29日日曜日

1年生の内申点

 先日、3学期の終業式が行われ、娘の中学生活最初の1年が終了しました。

 一斉休校の影響で登校自体も久しぶりな上、式もコンパクトにまとめられ、少し寂しさの混じった1年生最終日となった様です。

 しかし子供にとって1番気になる所といえばやはり『通知表』ではないでしょうか。

 以前にも書きましたが、1、2年生の3学期、3年生の2学期の通知表の成績は高校入試の内申書の「内申点」として評価の対象とされます。(どの学年からの成績なのか、また計算方法等、都道府県により入試制度は異なります)

 ですから1、2学期の通知表に比べると直接入試に関係してきますので、保護者としても多少ナーバスにならざるを得ません。

 内申点の計算方法は、私達の住んでいる都道府県では、9教科の5段階評価、9×5で1年間の内申点が計算され、さらに3年間の合計で求められます。ですから満点は135点です。

 お分かりのように、主要5教科と技術系4教科の区別は全くありません

 それどころか技術系4教科の内申点の計算が主要5教科より高くなっており技術系4教科の重要度が増しているという都道府県も少なくありません。

 ですから、勉強だけできれば良いなどという考えだけで3年生の入試を迎えると意外なところで足をすくわれるかもしれませんね。


 しかし、技術系4教科の美術、音楽、保健体育、技術・家庭科という教科。皆さんにもあるかも知れませんが、得意不得意のはっきり分かれるところでもあります。

 うちの娘も美術、音楽は生れながらの得意分野でありますが、体育は少し。。。なのであります。

 ですから今回の学年末の通知表、保健体育だけは「4」でした。(それ以外の教科は「5」を戴きました。( ◠‿◠ ) なので1年時の内申点は44点です。)しかし「4」と言っても「保健」分野でかなり点数を稼いだものと見られ、純粋に体育だけだと「3」だったかも知れません。^^;

 しかし、これは今に始まったものではなく小学校の頃から。。。いや、もっともっと以前からの傾向であります。そしてこれは全く悲観的に捉えるものではなく、娘の大切な『個性』なのであります。これも含めて娘の成績なのです。

 娘の場合は「体育」ですが、技術系4教科のうち、どれかは苦手だという子供はたくさんいるでしょう。

 そして逆にもう1方では、勉強は少し苦手でも技術系教科は大好きという子供もいる筈です。そういった子供達の個性を無駄にしないという配慮から技術系4教科の内申点の配点が高い都道府県があるのかも知れませんね。

 しかし、通知表や高校入試の事などを考えると、子供の能力を点数化する事ばかり頭に浮かび、正直あまり気分のいいものではありません。でも保護者の立場からすると、致し方ない感も否めないのです。

 実際私も、入試対策として娘の事を考えると、部活動の表彰や学級委員長の活躍を「内申点の加点」として考えている自分に事に気付くことがあります。結果として入試前に「これだけプラスになる事があった」と感じるのなら良いのですが、事前に加点の事ばかり考えるのはやはり気持ちいいものではありませんね(^_^;)

 ということで、これからの子供の活躍を純粋に喜べる様、心を大きく構えて子供を受け止められる様になるといいですね。たとえ子供が思う様な成績を持って帰らなかったとしてもです。

 私たち親も入試に向かって子供と共に成長できれば良いなと思う今日この頃です。

 
にほんブログ村 教育ブログ 在宅学習・通信教育へ
にほんブログ村

0 件のコメント:

コメントを投稿

関連記事