2020年3月7日土曜日

褒め方の工夫

「褒め方の工夫」なんていったら、なんか意識して褒めるみたいで嫌な感じですが、私達親は感情に任せて発言してしまったり、怒ってしまったり。。。また、せっかく褒めてあげようと思っていても上手く表現出来ずに、逆に子供に嫌な思いをさせてしまうなんて事もあります。

 大人相手だと、うまく理解してくれたり、心広く受け止めてくれる人もいるかもしれませんが、子供は言葉を素直に受け入れてしまう事があるため、親はある程度考えて発言しなくてはなりません。

 我が子にうれしい思いををさせてあげるためにも、発言に「工夫」を凝らさなければいけない時もあります。

 特に家庭学習においては「親の褒め方」がとても子供のやる気に大きく関わってくる様です。

 子供が本当に心から喜ぶ「褒め方」もあれば、ちょっとがっかりな印象を与えてしまう「褒め方」もある様です。 

 今回もまた、わたくしの独断と偏見ではありますが(^_^;)私の経験から考えをまとめてみました。
皆さんも改めて自分の「褒め方」を見つめ直してみてはいかがでしょうか。


やはり基本は「褒めて伸ばす」

 
 その昔、「根性、根性、ど根性!」なんてフレーズたまに耳にしましたが、それはもう大昔の言葉です。(^_^;)

 『巨人の星』の主題歌のワンフレーズで「血の汗流せ〜涙を拭くな〜♪」なんて歌詞がありました。(古過ぎてすみません)アニメの主題歌としては今聞いても素晴らしい歌詞ですが、今の時代に当てはめてみると少し滑稽です。娘にこの歌詞を紹介したところ大ウケでした。
 
 思い返せばもう私達の子供の時代から「褒めて伸ばす」という風潮が主流になり始めていたのではないかという気もしますが。

 もちろん全ての場面でという訳ではなく、時には厳しさも必要です。しかし現代の子供に対しては特に「褒めて伸ばす」という方が子供に合っていると思うのです。

 いえ、現代というか、きっと人間は昔から褒めてもらう方が、嬉しさからのびのびと行動出来、良い結果が生まれる。という生き物なのではないでしょうか。褒められて嬉しくない人なんていないと思いますので。


 しかし、むやみやたらと褒めちぎっては子供に気持ちが伝わりません。

 という事で、やはり「褒め方の工夫」が必要となります。

私的「褒め方の工夫」


 ・むやみやたらでなく、気が付いた時すぐ褒めてあげる。

 何でもかんでも褒めるのではなく、いつもより多く勉強していたり、忙しい中頑張って勉強しているなど、特に「頑張っている」姿を少しでも見かけると「おっ、頑張っているね」と何気に声をかけてあげる様にしています。子供の頑張っている姿を目にしたら心の中だけにその思いを留めず、少しでも言葉で表してあげるといいですね。
 
 自分が頑張っている姿を、ちゃんと親が見てくれているという事は子供にとって、とても嬉しい事なのです。

 ・間接的に伝わると意外と嬉しい
 
 これはウチの家庭ではよくある事です。ウチの祖父母は少し離れた所に住んでいるので、娘の頑張っている様子などはほぼ電話で伝えています。で、その私が娘の活躍を自慢げに祖父母に喋っている会話が聞こえてきたりする事が、子供からするととても嬉しい事らしいのです。コレ実は、あるテレビ番組でも取り上げられていました。
 
 また祖父母の褒めてくれた言葉などもきちんと子供に伝えてあげる事が大切で「おばあちゃんがこんなに褒めてたよ!」なんて間接的に耳にするのもまた嬉しいものなのです。

 ・子供と喜びを共有しながら褒める

 親も子供と同じ目線になって一緒に喜んであげる。親が喜びを共有してあげる事で子供はさらに喜びを深く感じられます。恥ずかしがらずに素直に子供と一緒に喜んであげられるといいですね。

 ・良い結果が出た理由を客観的に教えてあげましょう

 ただ単純に褒めてあげるだけでも結構ですが、客観的に成功の理由を分析して、具体的に子供に教えてあげる様にするとなお良いと思います。「こういう勉強をしたからここが良くなっていい結果が出たんだね」など子供がそれまでの努力を本当に実感でき、この先の勉強法のヒントになる様な言葉をかけてあげると更なるレベルアップに繋がります。

 ・過度な期待を含む褒め方には注意

 実はコレ、私自身が気おつけなくてはならないポイント。

 いくら子供が良い結果を残したといっても、嬉しさから親が「将来は〇〇になれるね!」などど勝手な期待をこめた発言をしてしまう事があります。子供は純粋にその結果を褒めてもらいたいだけなのに、ついつい余計なプレッシャーになる様なこと言ってしまいがちなので注意です(^_^;)

大切なのは子供を想う心


 しかし、結局一番は子供を純粋に想う気持ちです。これだけ「工夫」なんて言っておいてなんですが(^_^;)、本当に純粋に子供の事を考え褒めてあげれば、どんな形であれ子供は親の気持ちを感じ取ってくれるものではないでしょうか。

 気持ちが伝われば親の失言も子供は受け止めてくれるかもしれませんね。

 

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