2020年5月23日土曜日

出口先生の『システム国語』で確かな読解力を

 最近の娘は、レベルアップを狙い、もっぱら「最高水準問題集」に取り組んでいる所でありますが、今、この難問に挑戦するという事の重要性を身にしみて感じている訳であります。

 前記事にも書いている通り、難問に挑戦する事から如実に見えてくる娘の「課題」。これを「課題を発見できて良かった」とポジティブに捉え、前に進むため対策を講じている所であります。

 英語、社会に続き、次に課題が見えてきたのは国語の「文章読解力」です。学校のテストとは一味二味違う問題を解いていく中でも、今1番と言っていい程レベルの違いを感じています。

 今は現代文の文章問題に取り組んでいるのですが、「最高水準問題集」では、普段娘が読まないであろう難しい論文などから問題が出されていて、私なんかのレベルでは、何を問われているかさえも分からない様な超難問もあります。また、学校のテストなどでは得点稼ぎ的な「接続詞の穴埋め問題」も、その正答を見ても首をかしげてしまう様な問題が多いのです。(^_^;)

 娘は普段からそうなのかも知れませんが、この様な難問を解く時でも、まだ大体の「イメージ」でしか答を出せていないと気付きました。といいますか、私もこの方、「国語ってそんな感じでしょ」という認識しか持っていませんでした。(^_^;)

 しかし、そんな時にとても良い本に出会えました。

 まだ知らなかった自分が恥ずかしくなる位、国語の世界では有名な先生なんですね。

 この出口先生の書籍はいくつもシリーズ化されており出版元の「水王舎」はこの出口先生が経営されているとの事です。また、東進ハイスクールの講師でもあり父親は小説家さんです。

 そんな、出口先生は私達が抱きがちな文章読解のイメージを覆す「論理的思考」で問題を解いていく『システム国語』を説いています。

 なんとなくのイメージ で解いていた国語の文章問題を、「コレはこうなっているからこうだ」という様にあたかも数学の公式を当てはめるかの様に論理的に文章を読み解いていきます。別冊で「公式集」なる冊子まで付いている程です。

 その出口先生の『システム国語』の導入編とも言えるこの「システム中学国語」~論理入門編~は購入者のレビューを見てもかなりの高評価。

 子供の元々の国語嫌いや、私達と同じ様なイメージだけの読解からの脱却を図ろうとする保護者達から、高い評価を得ている様です。

 私も本屋さんでその内容を確認しましたが、なぜもっと早くこの本の存在に気が付かなかったのかと後悔してしまいました。

 で、迷う事なく購入。(^_^;) 「最高水準問題集」はひとまずお休みして、まず先に、この出口先生の『システム国語』に取り組ませる事にしました。

 また、この出口先生の書籍は本当にたくさん出版されており、この「システム中学国語」~論理入門編~ よりも簡単にまとめられた本もありましたが、将来的に高校、大学受験を考えると、この機会に最初から確実に『システム国語』をマスターさせるのが得策だと考え、シリーズ1番目の~論理入門編~ の購入に至りました。


 そしてこのシリーズは、説明が全てネコのキャラクターと先生との対話形式で書かれているという特徴があります。コレがとても解りやすくて良いのですが、もしかすると、少し長過ぎるという印象を持つ子供もいるかも知れません。この先「完成編」、「公立高校編」、「難関高校編」へとシリーズが続いていく中で、この特徴が子供に合うのかもポイントになるかも知れません。

 ウチの場合はまだ少ししか取り組んでいないのですが、娘からは「確かにわかり易いね」という言葉が出てきました。この先の成果に期待が持てるかも知れません。(^^)
 
 あと、少し余談ですが、難関私立高校の入試では、試験の平均点が一番低いのが「国語」という学校が多い様なのです。

 開成高校に至っては、国語の試験で、合格者の平均点が53点(受験者全員の平均点は45点)なんて年もある様に、どの学校も国語の平均点がとても低いという結果があります。

 「やっぱり国語って難しいんだ〜」なんて単純に考えるのもどうかと思いますが、同じ様な難関私立高校の入試問題に取り組んでいると納得してしまう部分もあります。

 しかし、その難解な国語の文章読解を自分のものにしてしまう事は、この先大きな武器になる事は間違いありません。

 学校の再開で休校時の様に有り余る時間は無くなるも知れませんが、娘が少しづつでもレベルアップ出来る事を願っています。

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