2018年9月2日日曜日

イメージでゆるく覚える都道府県

 夏休みも終わり、2学期が始まりました。

 2学期は娘の学校では、運動会、写生大会などいろいろなイベントの多い季節でもあり、学習面でも子供達はまた新しい勉強の始まり、新たな単元に挑戦する子も多いと思います。

新たに初めて学ぶ単元として私が思い出深いのが、4年生である社会での地理の暗記的単元。

 都道府県名やその県庁所在地などを覚えなくてはならない、私達世代にとっても思い出深い勉強です。



 私達が子供の頃から「日本地図パズル」などがあり、私もこのパズルで都道府県名は覚えましたが、今では、この「日本地図パズル」はアプリでも再現されており、この都道府県名を覚える手段は多岐にわたっています。

 しかし、やはりパズルやアプリも良いですが「本」で学ぶという事も今の時代になっても忘れて欲しくありません。

 今から紹介する本のコンセプトにも「寝る前に気軽に開く楽しい本」とある様に、「本」に対してあまり難しいイメージを持たず気軽に接していける様になってもらいたいものです。

『都道府県のかたちを絵でおぼえる本』

 タイトルの通り都道府県の形に動物や人間などの生き物の形に当てはめ「絵」にしています。

 前記事の『パンダでおぼえる ことわざ慣用句』に続き「ゆるい系」学習書です。

例えば、青森県なら「なまけもの」が木にぶら下がっている様な絵です。特徴のある青森県の形にピッタリ当てはまる絵です。

 静岡県なら金魚の絵になっており、その絵の他にも県庁所在地や、その都道府県の形を90°ずつ回転した4種類の形(よくテストなどで問題にされる事がありますね)も書いてくれています。

 そして隣のページにはその都道府県の歴史的情報や地理的環境の情報、特産物や産業のことなど、いろいろな知識も書いてくれています。

 で、やはりこの「ゆるい系」学習書のいいところ、文字数も多くなくサラッと読めちゃいます。また、すべての漢字に読み仮名がふられていますので、低学年の子供さんにも読み易くなっています。

 しかし、私がこの本を気に入ったもう1つの理由は、やはりこのメインとなっている「絵」です。

 先にも書いた青森県や静岡県などかなりピッタリ形に合っている都道府県もありますが、中には少し無理のある当てはめ方をしている絵もちらほらと。

 でもこの「無理やり感」がイイのです。
 
 最初は少し苦笑いをしながら見ていましたが、徐々にこの「無理やり感」が妙にたまらなくなり、逆に形を覚えちゃいます。子供達も楽しく形を覚えられるかもしれません。

 まさにこの本のコンセプト通りなのではないでしょうか。

 「気軽に開ける楽しい本」

 無理なく楽しく学んで知識がつく。皆が考える理想の学習方法ですよね。







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