と聞くと、娘が「空想科学読本」と。
何やら難しそうなタイトルを言うので見に行ってみると、ジュニア文庫シリーズにある本で 、ズラリとそのシリーズが並んでいました。
『ジュニア 空想科学読本』
中を見てみると、アニメや昔話の気になる疑問を科学的に解明するというもの。
目次に載っている数々の疑問を読んでいるだけでも何かワクワクして、とても興味を引くものでした。
例えば。。。
『ドラえもんのタケコプターがあれば実際に空を飛ぶことができますか?』
という疑問に対しては、
「ドラえもんがタケコプターで飛ぼうとすると、飛ぼうとするタケコプターはドラえもんの頭を持ち上げようとする。ところがドラえもんの頭はプロペラよりずっと大きいため、プロペラが起こした風はほとんど頭に当たって、頭を下に押し付けようとする。。。
飛ぶのに役立つのは、頭の周辺から漏れる風だけである。漏れる風が全体の10%だと仮定すると、体重129.3kgのドラえもんが飛ぶためにはプロペラは1293kgの力を出さなくてはならない。その90%にあたる1163.7kgが頭を押さえつけ、差し引き129.3kgがドラえもんの体を持ち上がる事になる。。。。
てっぺんだけを引っ張られたドラえもんの頭は、むにょ〜んと水滴のような形に変形するだろう。」
というように、このような疑問に対して真剣に、化学的に、かつ面白おかしく大学の講師も務める著者が考えています。
この他にも、
『ドラゴンボールのかめはめ波は実際にできるのか?』や、
『キャプテン翼でサッカーボールがぶつかりコンクリートの壁は本当にヘコむのか』や、
『プリキュアシリーズの変身はとても長いが、変身中にやられないか』
などのアニメ系から
『赤ずきんのオオカミは人間を飲み込みましたが大きすぎないか』
の絵本、昔話系や
『芥川龍之介の「蜘蛛の糸」で人間がクモの糸に登る事は可能か』
の文学系まで、子供はもちろん私たち親世代まで興味津々の疑問を解明してくれています。
大人になるにつれ、空想の作品の出来事はあくまで「作り物」という概念が強くなり、なかなか深く考える事をしなくなっていた私は特に好奇心をそそられ、あと、娘が珍しく科学系の事に興味を持ってくれた事に対しても嬉しくなり、即決でこの『ジュニア 空想科学読本』を購入。
今現在この『ジュニア 空想科学読本』は14シリーズ出ていますが、娘は何でも最初から読みたい、という事でシリーズ1を購入。(もちろんシリーズの途中からでも自分の興味のあるテーマを選んで読めます。)
で、早速帰りの車の中で楽しそうに読んでいました。(私も帰宅後楽しく読ませてもらいました)
この本で娘が理科、化学系好きになるとまではいかないと思いますが、これから始まる夏休みで子供もいろいろ興味の湧く事が増え、活動的になります。
子供の興味のある事はなるべく親として協力してあげられたらと思います。
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