今も昔も学校が勧める『音読』
娘の学校には「音読カード」というものがあります。
基本的に毎日「音読」する宿題があり、月ごとの表に、毎日何を何回読んだのか、詰まらずハッキリと読めたか、句読点に気を付けて読めたか、気持ちを込めて読めたかをチェックし、保護者のサインを貰うという「音読カード」たるものがあります。
私達の子供の頃も似たようなものがあった様な気がしますが、みなさんどうでしょう。
真面目にやってましたでしょうか?(^_^;)
少なくとも私はやってなかったと記憶しています。
っていうか、真面目にやってる子の方が少なかったのではないでしょうか。先生の方も
暗黙の了解で「それ」を認めているのでしょう。^^;
なにせ、親のサインの所に子供自身がサインしてもOKなのですから。。。
「なるべくやってね」という事なのでしょうね。
で、うちの娘はと言いますと、なんと真面目に毎日頑張ってやっているのです。
時間のない日などは「社会」の本などの音読をしているのですが基本的には「国語」の本を音読しています。
これだけは本当に褒めてあげたいですね。いつも隣で聞いていて「素晴らしい」と感心しています。
しかしコレ、ただの娘の自慢ではなく、この『音読』するということが『脳』にとてもいい影響があるそうなのです。
だから昔から学校はダメもと(?)で子供に「音読」を勧めているのでしょうかね。
『音読』が脳に及ぼすいい効果
まず、「音読」と「黙読」を比較して見ます。
「黙読」の場合は
• 目から入力(インプット)→記憶
ですが、
「音読」の場合は
• 目から入力(インプット)→ 記憶→ 発声(アウトプット)→ 音声認識→ 音を記憶
見ての通り「音読」の方が「視覚」と「聴覚」の両方を使いながら「脳」にいくつもの刺激を与えています。
それによって、「脳」の血流量が増え、あらゆる部分が駆使され脳のフル回転が始まります。
そして、インプットとアウトプットの繰り返しにより、ネットワークが強固なものになり『記憶力』が高まります。学力アップですね。
子供だけではない私達大人にもいい効果あり!
「音読」は脳全体に刺激を与えますが、特に脳の「前頭葉」という部分が刺激されます。
「前頭葉」が活性化されると感受性が豊かになり、感情を制御する「自制心」の発達にも繋がります。
その結果、「積極性」、「自主性」、さらには「コミュニケーション能力」も増すと言われております。
そして更に、「音読」をすると脳内に「セロトニン」というホルモンの分泌も盛んになります。
セロトニンは人に意欲を持たせ、精神を安定させる働きがあるため「抗うつ」や「ボケ防止」にも効果があります。
また、セロトニンは姿勢を正したり肌に張りを持たせる効果もあるそうです。
子供の学力だけでなく、お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃんにもいい影響があるなんて考えてもみませんでしたね。
でも、「声に出して読む」ことって子供にとっては面倒臭くて、高学年ともなるとだん
だん恥ずかしくなったりと難しいものがありますよね。
私も今「音読」しなさい、と言われても実際恥ずかしくてなかなか出来ません。(^_^;)
やはりこれも習慣づけることが大事なのでしょう。
娘もピアノなどと同じようにもう当たり前のようにこなしております。
しかし年齢に関係なく効果が期待されるものですから、いつから始めても大丈夫なはずです。
私もいつかは『音読』が習慣づく様になればいいなと思います。
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