2018年6月28日木曜日

理科が苦手な子が多いのはなぜ?

 算数と共に苦手な子供が多いであろう「理科」
 
 うちの娘も、もしかしたら一番苦手かもしれません。
 
 最近では日本の子供の「理科離れ」が問題になっているとも聞きます。
 
 中学、高校の理科ともなれば計算しなければ答えが導かれない問題などもあり、難しくなってくるのかもしれませんが、まだ小学校の理科には計算をして解く問題はほとんど無い様に思われます。
 
  小学校の理科は大きく分けると2つの分野に分かれていると思います。
 
 まず、1つは植物や昆虫などの成り立ちを覚える勉強。

 これは国語や社会と同じ暗記することが中心になります。
 
 生き物が大好きな子、自然か大好きな子にとってはもう逆に自然に覚えられちゃうなんて子もいると思いますが、あまり興味の無い子、暗記が不得意な子、面倒くさがり屋の子などにとっては大変でしょうね。(^_^;)
 
 しかしヤル気次第で変わってくる所もあるので頑張ってもらいましょう。
 

 次に2つ目は、『原理』を学び応用して答えを導き出す勉強です。
 
 たぶんこれが不得意な子が多いのではないかと思います。(たぶんうちの娘も)
 
 例えば、「月の満ち欠け」。
 
 原理を理解しているとどの位置に太陽と月があろうが「月の満ち欠け」の状態が分かります。
 しかし、「太陽と月の位置がここだから三日月」などと暗記して学ぼうとすると、間違いがおきたり、応用も効きません。
 
 もし子供さんが理解不十分であれば、ボールと懐中電灯などを使ってお家で確実に理解させてあげるといいですね。
 
 「電気の回路」もそうですね。
 
 原理、きまりがを理解していれば応用を効かして、いろいろな回路でも答えを導き出せます。
 
 そして、原理を理解することでムダな暗記を減らすことができます。
 
 昆虫の判別問題では、昆虫は「頭、胸、腹の3つに分かれていて脚が6本」と、理解していれば、よくある、絵や写真の中から昆虫を選ぶなんて問題も簡単に答えが出せます。「これは昆虫、これは昆虫でない」などと個別に覚える事をしなくて済みます。
 
 嫌いな科目の暗記なんてかなり苦痛ですものね。覚える事は少ない方がいいに決まってます。
 
 ということで、理科に大切な事は『原理』だということが判りました。
 
 理科の「理」は原理の「理」だそうです。
 
 こう考えても『原理』の重要性が判りますね。
 
 理科が苦手な子供は、この『原理』を理解できず、暗記することだけで済ましてしまい、「理科」の面白さ、楽しさを知らないまま、苦手意識を膨らませていっているのでしょう。
 
 しかし、この『原理』を理解することって簡単な事じゃないですよね。
 
 学校の授業だけではなかなか理解できる時間も無いのでしょう。
 
 ここはやはり「家庭学習」で、親のサポートが必要なのではないでしょうか。
 
 偉そうに言えませんが、特に「お父さん」。
 
 歴史もそうですが、やはり男性の方が、生き物、電気など得意ですよね。
 
 ともに頑張りましょう!
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