うちの娘は学習塾には今まで一度も行った事はありません。
習い事も生まれてこの方ピアノのみ。
そして私達両親共々、市内の普通科では一番ランクの低い高校の出身。
こんな家庭で育った娘が公立校ではありますが、中学校で学年1位を計17回(内10回は連続)獲得し、更に生徒会長も務めるというまさに『トンビがタカを生む』状態の結果を残す事になりました。
現在は市内でも一番の公立トップ高校に進学しておりますが、高校でもまた学年トップクラスの成績で学年1位も獲得、只今『京都大学合格』を目指し日々頑張っております。
今回親の立場からなぜ娘がこの様な結果を残せているのか分析してみました。
あくまでウチの娘の場合ではありますが、何かしら皆さんのヒントとなる事を願いまして書いてみました。
「学年1位」を親目線で分析
で、結論から先に言っちゃいますが、やはり
「自分に合った『勉強方法』が出来ているから」という事だと思います。
人間の性格も様々なのは当たり前ですが、それに伴い『勉強方法』も様々、十人十色になってきます。
学校、塾では集団で学習しているため、先生の指示に従って周りに合わせて勉強しなくてはなりません。しかし『家庭学習』ではほぼ100%自分のペースで出来ます。『自分に合った勉強』が出来ます。
中学生になると定期テストがありますのでテスト期間中のこの『家庭学習』の重要度が更に高くなります。
で、娘はどちらかといえば大勢で居るより一人で過ごす方を好むタイプ。一人っ子ということも関係しているかもしれませんが、コツコツ積み重ねる事が得意なタイプです。
なので長時間一人で勉強する事への抵抗感は全く無いどころか、マイペースで勉強出来る事に安心感がある様です。
なのでまず前提に、娘はこの『家庭学習』が向いているという事があるのかも知れません。
ピアノレッスンから学んだ意識
しかし、そもそもこの『家庭学習』に対して子供に意欲が無く、放っておいては何もしないという悩みを持っている方も多いと思われます。
そういった「意識」に関しての問題はうちの場合は唯一の習い事「ピアノ」でイイ方向に養っていけたのかな、と思います。
もちろん単純に指先を動かすことによる脳の活性化もあると思います。しかしそれだけではなく、
・ 目標を成し遂げる達成感
・ 毎日コツコツ積み重ねることの大切さ
・ 一つ一つの練習を「何のための練習なのか」意味をよく理解し練習すること
・ 今出来ていない事を認識し、今後どうしなければならないか意識する
などを普段の練習からなるべく意識する様にしていました。
これはピアノだけではなくスポーツやその他の習い事全ての事に言える事だと思いますが、何かを頑張ろうとする時の意識を養う事は当然『勉強』しようとする時の意識の向上にも役立っているはずです。
漢検、英検から学んだ計画的学習
今まで娘は漢検、英検を合わせて10回受験してきており、漢検においては中学2年生で2級を取得出来ました。
こういった検定試験では飛び級で受験する場合、まだ学校で習っていない範囲を学習しなくてはなりません。
1学年上の級を受験するなら来年学校で習う1年分の漢字を自分で学習しなくてはなりまでん。娘の場合ですと約2、3ヶ月前から受験日までの残り時間を計算しながら計画的に自分のペースで勉強します。
これは、定期テスト期間中における家庭学習をいかに計画的に実行するかという事に、とても役立ったと思っております。
娘の中学校では定期テスト10日前位から毎日家庭学習の計画、実行表なるものを1人1人記入して担任に提出しなくてはならないのですが、娘の計画、実行表は親の私から見ても少し怖いくらい(^_^;)細かく計画されています。実行記録も1分単位で記録されており、多分このくらい細かく記録しているのは、学年でもうちの娘だけではないだろうかと思うくらいの細かさです。
たぶん、私が知らず知らずの間に『計画的学習』が好きになっていたのではないかと思います。
自分の能力を冷静に判断できた学習
記憶力にはかなり自信のある娘。これは
以前にも書きましたが『絶対音感』が多少関係しているかと思います。
そして試験の中でも特に校内定期テストでは得意の記憶系の問題が多くを占めているため、社会や技術系4教科などは、ほぼ前日まで手を着けず1日で暗記するという大胆な計画。
親の私から見ても「大丈夫なの?」と少し心配する程でした。
まさに
自分の能力を判断、理解しての学習計画を立てています。
進研ゼミ「定期テスト対策」を利用
小学生までは塾も通信教育も未経験の娘でしたが、私の意向もあり中学入学直後から
【進研ゼミ中学講座】を始めました。
初めて学校以外の教材でも勉強する事になり、やはりその分手厚い学習ができる様になりました。
「進研ゼミ」では普段は予習、復習に活用。定期テスト対策では「厳選予想問題集」「暗記BOOK」をフル活用していました。
特に技術系4教科、理科、社会など暗記系教科では「暗記BOOK」は必需品。テスト当日にも学校に持参し最終チェックにも利用している様です。
中学2年の途中からは更なるレベルアップを目指し通信教育を「Z会」に変えましたが、その時、その段階で娘に必要な教材を選べた事は大きかったと思います。
といった具合に、うちの場合は娘の性格に合った学習を小学生時代から出来ていたとも考えられます。
しかしながら私のナビゲートで最適な道を選べていたのはただの偶然だったのかも知れません(^_^;)
親が「先見の明」を持って子供を的確に分析し、最適な学習環境を提供するのは簡単な事ではありませんから。
ただ、やはりまだ未熟な小中学生の子供を一番観察、理解出来るのは私たち「親」であります。
細かな子供の気持ちの変化も汲み取りながら
子供と一緒になって頑張っていけたらと思います。
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